岡山大学 附属図書館

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個人文庫

本学では、以下の個人文庫を所蔵しており、貴重資料としています。

利用方法は、「貴重資料> 利用案内・手続> 4. 現物の閲覧・自己撮影」をご覧ください

小野文庫 (和書4,085冊、漢籍2,044冊)

岡山県浅口郡船穂町(現倉敷市)の小野家に伝わる和漢書。昭和22年に第六高等学校に寄贈され昭和25年に岡山大学が引き継いだ。平家物語や竹取の翁の物語、浜松中納言4巻の写本など貴重な物も多い。

大堀文庫 (和書273冊、漢籍184冊)

岡山県阿哲郡哲多町(現、新見市)の旧家大堀万里旧蔵の和漢書。昭和33年同町の伊達氏から本学に寄贈された。本学の林秀和元法文学部教授が交渉にあたり、寄贈の際には感謝状を授与した。

業合文庫 (和書1,231冊)

岡山県邑久郡邑久町(現、瀬戸内市)出身の江戸後期の国文学者・歌人で、藤井高尚の高弟の業合大枝(なりあい おおえ)(1791~1851)の旧蔵書。手沢本を中心とする国学・国文学の版本・写本を主体としている。明治期のものもあるが、いわゆる洋装本は見られず、和装本ないしは折本で、ほとんどが明治初期の出版のものである。昭和60年に本学に寄贈された。その後、平成10年に追加分として和漢書507点が寄贈された。

杏村文庫(7,610冊)

土田杏村(1891~1934)の旧蔵書。土田杏村の実兄で画家の土田麦僊(つちだ ばくせん)と親交のあった大原孫三郎氏が土田杏村逝去後遺族から購入し、昭和16年6月に第六高等学校に寄贈されたもので、昭和24年本学が引き継いだ。土田杏村は大正~昭和に渡る思想家・文明批評家であり、文庫の内容も哲学・思想・宗教・文学・社会学・美術を網羅している。

黒正文庫 (洋書116冊、和書354冊、記録28点、写真74枚)

元第六高等学校校長黒正巌博士(1895~1949)の旧蔵書で同氏逝去後昭和27年に本学に寄贈されたもの。同氏が京都大学農学部農史講座担当者として収集したわが国百姓一揆に関する古記録438点及びドイツ16~19世紀のツンフトに関する古文書(羊皮紙)40点のほか、社会経済史関係の欧文図書約80冊など。

近藤文庫(和書262冊、洋書671冊 )

元大原農業研究所所長近藤万太郎博士(1883~1946)の蔵書で、種子学関係の主要文献を網羅しており、昭和27年に本学が購入した。

坂村文庫(和書2,490冊、洋書6,684冊)

坂村徹元北海道大学教授の蔵書で、北大退官時に蔵書の内、主として植物細胞学関係の洋書と、遺伝学細胞学及び植物生理学関係の別刷約5,000冊を本学が購入した。さらに植物生理学関係の別刷約3,000冊を追加購入し、計約8,000冊となった。坂村氏は東大理学部細胞学の権威藤井健次郎氏の高弟で、特に細胞生理学の草分けであり、本文庫にはわが国細胞学の初期から中期の文献が完全に集められている。加えて、遺伝関係や北大理学部創設以来担当した植物生理学の文献も多い。植物学雑誌、国際細胞学雑誌キトロギアのバックナンバーが揃っている。図書ではシュプリンガーやボルントレーガーが発行した植物関係の図書が多い。

野上文庫(和書554冊、洋書1,903冊)

野上俊夫元京都大学文学部教授(心理学)の旧蔵書で、心理学関係図書からなり、昭和40年に本学に寄贈されたもの。

村上文庫(和書869冊、洋書523冊 )

村上瑚磨雄元愛知大学教授の旧蔵書で、教育学に関するものが主流を占めている。昭和40年に本学に寄贈されたもの。

梅田文庫(和書170冊、洋書109冊、小冊子292冊、雑誌1,713冊)

梅田魁元岡山大学教授から昭和51年11月寄贈されたもので、物理学関係の図書及び雑誌が主となっている。

湯淺文庫(清・民国期漢籍、6,641冊)

湯淺廉孫ゆあさ おさひこ(1873~1941)元第三高等学校教授と湯淺幸孫ゆあさ ゆきひこ(1917~2003)元京都大学名誉教授の二代にわたり収集された資料で、主に清朝から民国初期にかけての漢籍6,641冊である。個人の蔵書としては日本有数のもので、国内では本文庫にしかないものもあり、第一級のコレクションである。廉孫氏は夏目漱石の門下生であり、その研究を継承した幸孫氏と二代にわたり、中国思想史研究に成果を残した。平成22年に湯淺和夫氏より本学に寄贈された。

岡山大学蔵書検索システム(OPAC)[請求記号]に「湯浅蔵書」と入力して検索してください。

当文庫の内、国内初所蔵となる資料は以下の6点です。(全國漢籍データベース 平成27年6月調査)