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利用について

池田家文庫

初代岡山藩主池田光政(新太郎)が寛永9年(1632)に鳥取から岡山城に入部して以来明治4年(1871)の廃藩置県に至るまでの約240年の備前藩藩政資料及び池田侯爵家襲蔵の図書類で、藩政資料68,083点、和書4,166部(22,117点)、漢籍653部(10,420冊)の総称である。

岡山大学の所蔵となるまで

池田家文庫資料は、明治以後、岡山市内山下の池田元侯爵家の倉庫に保管されていた。昭和20(1945)年6月29日の岡山空襲のおり、後楽園や池田邸も焼失したが、幸運にも倉庫は免れた。戦後、池田家の文書の破損・紛失を恐れた「岡山総合大学設立期成会」の副会長であった谷口久吉氏や伊原木貞秀氏(池田家財政顧問、当時天満屋社長)の斡旋により、「岡山総合大学設立期成会」が買取、岡山大学に寄贈された。その後、昭和34年に明治以降の池田家の冠婚葬祭等家政に関するものが林原一郎氏の厚志により寄贈された。(「池田家文庫総目録」より)

池田家文庫目録

  • 昭和24年(1949)に古文書・記録・図書の仮目録4部を作成した。
  • 昭和27年(1952)に仮目録に若干の訂正を加えた「池田家文庫假目録」(87頁)を刊行し、全国に配布した。
  • 昭和28年(1953)に池田家文庫の中から35点を選定し、簡単な解題書「池田家文庫解題」(48頁)を刊行した。
  • 昭和35年(1960)に「池田家文庫假目録. 追加」(98頁)として出版した。
  • 昭和41年(1966)に「池田家文庫貴重目録」その後、昭和45年(1970)に集大成ともいえる1,207頁の「岡山大学所蔵池田家文庫総目録」を刊行した。
  • 平成2年(1990)から開始された池田家文庫藩政資料のマイクロ化事業に伴い、リールガイドとして「池田家文庫マイクロ版史料目録」を作成した。
    • 平成4年(1992)2月: 総記
    • 平成4年(1992)3月: 法制、行政
    • 平成4年(1992)6月: 領地、宗教
    • 平成4年(1992)7月: 財政、産業、社会
    • 平成4年(1992)11月: 軍事、土木・建築、交通・通信、教育・文化
    • 平成5年(1993)4月: 藩侯、その他支藩・家老家・岡山神社
  • 平成4年(1992)に「改訂増補池田家文庫マイクロ版史料目録」を刊行した。
    • 平成4年(1992)2月: 総記
    • 平成4年(1992)3月: 国事維新
    • 平成5年(1993)3月: 藩士2、藩士3、藩士4
    • 平成5年(1993)6月: 藩士1
    • 平成5年(1993)11月: 法制

市民公開

初期

大学祭等に併せて「池田家文庫」の資料を展示した。

昭和34.11.1開学10周年記念大学祭  池田家文庫の一部
昭和37.11.3開学13周年記念大学祭  池田家文庫その他展示目録
昭和39.11.3開学15周年記念大学祭  池田家文庫その他展示目録
昭和40.10.3開学16周年記念大学祭  池田家文庫その他展示目録
昭和41.10.31全国図書館館長会議   池田家文庫その他展示目録
昭和46.6.12第4次増改築工事落成記念 池田・黒正・医学・Peffer・大原農書
昭和47.11.20~22開学23周年記念大学祭 池田家文庫等貴重資料展展示目録
(池田家文庫、日笠家文書 平川家文書)
中期

原則として、国文学・漢文学と歴史分野でそれぞれ小テーマを選択し、2部構成で展示をした。岡山大学文化祭期間中に一般公開を行う。場所は図書館3階視聴覚室(当時)。

昭和52.11.19~22信長記と池田氏 岡山と平家物語 350人
昭和53.11.22~26藤井高尚の国学 近世城下町岡山と現在 300人
昭和54.11.22~25岡山の俳書 児島湾北岸の新田開発と百間川 岡山と源氏物語
昭和55.11.22~25岡山と源氏物語 興除新田の開発と高梁川
昭和56.11.22~25江戸末期・明治初年の草双紙・小説
津田永忠の用水開発事業とその歴史的背景
新館(現西館)増築

平成9年3月の新館(現西館)増築に伴い、5階に特殊資料展示室が完成し、池田家文庫等貴重資料展を開催した。

平成9.10.24~11.2絵図に見る岡山城  来場者692人
平成10.10.23~11.1岡山藩と海の道  来場者958人
平成11.10.23~11.1後楽園と岡山藩  来場者722人 (岡山大学創立50周年記念)
平成12.10.23~11.1備前慶長国絵図のふしぎ  来場者710人
平成13.10.23~11.1岡山藩江戸藩邸ものがたり  来場者550人
平成14.10.23~11.1開けゆく岡山平野:岡山藩の新田開発(1) 来場者492人
平成15.10.23~11.1新田開発をめぐる争い:岡山藩の新田開発(2) 来場者620人
平成16.10.23~11.1岡山城下町をあるく  来場者461人
岡山市との文化事業協力協定締結

平成17年に岡山市と「文化事業協力協定」を締結し、場所を岡山市デジタルミュージアム(平成24年10月より岡山シティミュージアム)に移し、同年から「池田家文庫絵図展」を開催してきた。

平成17.9.29~10.10江戸時代の岡山:池田家文庫絵図名品展  来場者1,626人
平成18.10.26~11.12戦さと城  来場者6,878人
平成19.11.16~12.2陸の道  来場者2,586人
平成20.11.1~11.16日本と「異国」 来場者2,254人
平成21.9.29~10.18岡山藩の教育  来場者1,780人
平成22.11.16~11.28絵図にみる中国四国地方の城下町  来場者1,480人
平成23.10.22~11.6江戸時代の巨大手描き絵図-国絵図復元!  来場者2,463人
平成24.11.10~11.25日本六十余州図の世界  来場者1,892人
平成25.11.4~11.17開国と岡山藩  来場者1,311人
平成26.11.1~11.16岡山藩と明治維新 / Description of Exhibits  来場者2,011人
平成27.10.24~11.8京都と岡山藩  来場者1,940人
平成28.10.29~11.13江戸と岡山藩  来場者2,320人
平成29.11.3~11.19池田光政と絵図  来場者2,168人
平成30.11.3~11.18岡山藩と寺社  来場者1,419人
令和元.10.19~11.4武家と天皇  来場者1,789人
令和2.10.31~11.15岡山・大坂と海の道  来場者887人

探訪・池田家文庫

岡山大学社会文化科学研究科 倉地克直教授(当時)による池田家文庫の概要について解説した入門用パンフレットです。
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