生殖補助医療技術学入門

編：岡山大学生殖補助医療学教科書作成委員会
B5判 130ページ
定価： 本体2,800円＋税
ISBN： 978-4-904228-55-5

※販売終了しています

概要

初心者向けに非常にわかりやすい内容の、岡山大学オリジナル教科書です。生殖補助医療技術学の分野における重要なポイントを多岐にわたって押さえており、医療従事者にとっても有益な1冊です。生殖補助医療技術教育研究センターが中心となって編集を担当しています。当分野において効果的に活用され、入門書として大いに役立つことを期待しています。

目次

推薦のことば
執筆者

基礎理論編
第Ⅰ章　生殖補助医療の歴史と現状（舟橋弘晃,中塚幹也）
１．生殖補助医療技術の歴史
２．生殖補助医療技術者の現状
３．生殖補助医療と倫理
第Ⅱ章　ヒト生殖器の解剖学と内分泌機構（中塚幹也,杉本盛人）
１．女性生殖器と内分泌
２．男性生殖器と内分泌
第Ⅲ章　卵母細胞と精子の基礎（舟橋弘晃）
１．卵母細胞の形成とその構造
２．精子形成とその構造
第Ⅳ章　受精と胚発生の基礎（若井拓哉）
１．受精のメカニズム
２．卵活性化機構
３．胚発生の基礎
第Ⅴ章　培養の基礎（沖津摂）
１．培養液の変遷
２．胚培養方法の変遷
３．ミネラルオイルの品質
第Ⅵ章　関係基礎技術（舟橋弘晃,若井拓哉,本橋秀之,中塚幹也）
１．ヒト核移植・細胞質移植
２．ES細胞･iPS細胞と生殖細胞への分化
３．生殖補助医療とエピジェネティクス
４．卵子･卵巣組織凍結技術の現状と応用
５．不育症･PGS/PGD
第Ⅶ章　生殖補助医療に関連する感染症とその予防（遠藤雄史）
１．留意すべき感染症のリスク
２．作業上の予防法
第Ⅷ章　不妊症の検査と治療（羽原俊宏）
１．不妊症の検査
２．治療のステップアップ
３．排卵誘発法
４．生殖補助医療と経済

臨床実習編
第Ⅸ章　生殖補助医療技術の実際（髙山修）
１．はじめに
２．顕微鏡の種類と取り扱い
３．精液検査
４．精子精製･凍結法
５．卵操作
６．検卵法
７．c-IVF(媒精)
８．ICSI
９．胚の成長過程と評価法
１０．胚移植法
１１．胚の凍結･融解
１２．培地作製
１３．滅菌法
１４．設備の保守
１５．データ処理
１６．ヒューマンエラー対策
１７．患者対応

主な略語