岡山大学出版会

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見せる公衆衛生看護技術

見せる公衆衛生看護技術

編著:岡本 玲子
A4判 182ページ
定価:1,466円(本体1,333円+税10%)
ISBN:978-4-904228-32-6

概要

保健学科看護学専攻において、平成23年度より選択制に改変した保健師課程で使用する岡山大学版教科書です。保健師の教育課程を6ヶ月以上から1年以上とする、平成21年7月の保健師助産師看護師法の改正の根拠となった、虐待や自殺、生活習慣病などの複雑で多様な健康課題の増加に対応するための公衆衛生看護技術の獲得に必須の内容で構成されています。(執筆は本学保健師課程担当教員とその共同研究者が担当しています)

目次

推薦のことば(森田 潔)

序 章 保健師はなぜ「見せる」必要があるのか
〜公衆衛生の向上にむけた意思決定と継続的質保証を推進するために〜(岡本玲子)

第1部 「見せる公衆衛生看護技術」とは何かを理解するために
第1章 活動の必要性を見せる
   第1節 活動の必要性を見せる 〜健康課題が放置されないために〜(岡本玲子)
   第2節 公費を投じる新規保健事業の必要性を上司・首長・議会に見せる(岡本玲子)
   第3節 地域の健康課題と住民主体の活動で解決する必要性を住民に見せる(小出恵子)

第2章 活動した成果を見せる
   第1節 活動した成果を見せる 〜必要な活動が中断しないために〜(鳩野洋子・草野恵美子)
   第2節 公費を投じた事業の成果を首長・関係機関に見せる(鳩野洋子)
   第3節 地域の健康課題を解決する住民主体の活動の成果を住民に見せる
   (住民自身が見いだせるように支援する)(草野恵美子)

第3章 保健師が役に立つ、意義のある存在であることを世間に見せる〜自治体において保健師が
   減らされないために保健師が自身の専門性に自信を持って仕事できるために〜(岩本里織)
   第1節 保健師の存在価値を見せる
   第2節 首長(や関係職種や住民)が保健師の価値と必要性を分かるために
   第3節 保健師自身が保健師という仕事に自信を持ち、能力向上するために

第2部 「見せる手段」を習得するために
第4章 企画を見せる
   第1節 企画書の書き方(浜田 淳)
   第2節 プレゼンテーション技術(草野恵美子 )

第5章 根拠を見せる
   第1節 データから見せる:比較のグラフ化、実態の図示(山川路代・津田敏秀)
   第2節 地図で見せる:スポット地図、GIS・GPS(山川路代・津田敏秀)
   第3節 ナラティブに見せる(岩本里織)

第6章 見せる根拠の作り方
   第1節 疫学手法:事例の記述、コホート、ロジスティック回帰分析(山川路代・津田敏秀
   第2節 医療費分析、費用対効果(浜田 淳)

第7章 見せるチャネルとその活用戦略(北脇知己)

第8章 保健師の力量を見せる
   第1節 リフレクション(岡本玲子・岡本里香)
   第2節 保健指導におけるロールプレイ・逐語録(小出恵子)

第3部 「見せる公衆衛生看護技術」を習得するために(芳我ちより)
第9章 学習成果創出型プログラム

第10章 コンピテンシー評価指標

資 料 学習文献
編集・執筆者一覧