多文化共生の潮流-内外の法と政治から岡山県の施策のあり方を考える-
編著：黒神 直純・成廣 孝
A4判 224ページ(資料48ページ分を含む)
定価： 838円（本体762円＋税10％）
ISBN： 978-4-904228-30-2
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概要
教養教育科目の一つである「多文化共生社会における法と政治」の岡山大学オリジナルな教科書です。本書は今日地域のグローバル化が進む中で、地域に定住する外国人と共に暮らし、共に地域づくりをしていくことを意味するいわゆる「多文化共生」に関して法学・政治学の観点から分析した成果を著したものです。 本書が大学の授業において効果的に活用され、学生のみなさんが多文化社会について理解を深めることにより将来グローバル人材として活躍できるよう大いに役立つことを期待しています。
目次
第１部 国際社会と組織化と人の移動
第１章 国際社会の組織化と人の移動 (黒神 直純)
第２章 ヨーロッパの移民と政党政治：多文化主義に抗する極右 (成廣 孝)
第３章 ヨーロッパにおける移民問題と社会統合政策の展開 (河原 祐馬)
第４章 多言語社会における人々の共存：ハワイ語学習者のアイデンティティから (吉田 裕美)
第２部 日本における多文化共生
第１章 日本における外国人の法的地位 (佐野 寛)
第２章 外国人出入国をめぐる法状況 (竹内 真理)
第３章 私人による外国人差別の禁止：人種差別撤廃条約発効以降の判例の動向 (李 禎之)
第３章 岡山における多文化共生
第１章 多文化共生施策のための自治体による連携・協力のあり方 (築島 尚)
第２章 外国人児童生徒教育(各論)：総社市のブラジル人学校の歩みと実情を中心に (中村 誠)
第３章 資料・岡山多文化共生施策研究会報告書