放射線実験学
岡山大学放射線教育研究会編
B5判 138ページ
定価： 1,362円（本体1,238円＋税10％）
ISBN： 978-4-904228-15-9
【放射線実験学 初版第1刷 正誤表はこちら】
※2010年9月10日発行 初版第1刷に対応
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概要
岡山大学版教科書｢放射線実験学｣は放射性同位元素・放射線を利用する上で必須となる放射線計測学、放射化学、および放射線安全管理学に関する実験学として構成されている。
これらの実験学では、それぞれの講義で学んだ知識や理論を踏まえ、放射線の特性を利用した計測法などの体得、理論の実証、医療などの利用現場における放射線の安全管理に必要な手技の修得などについて、最新の情報に基づき具体的に解説している。また広く自然科学の各分野において、放射線の取り扱いの技術を習得しようとする者のための親切な教科書となる。
目次
１章 放射線計測学実験
放射線計測学実験を行うにあたって
１・１ 霧箱による放射線の観察
１・２ GM計数管のプラトー特性
１・３ GM計数管の分解時間の測定
１・４ GM計数管によるβ線の後方散乱係数の測定
１・５ GM計数管によるβ線の放射能測定の補正法
１・６ シンチレーション検出器の電圧―計数率特性
１・７ シンチレーション検出器によるγ線スペクトルの測定（SCA）
１・８ シンチレーション検出器によるγ線スペクトルの測定（MCA）
１・９ シンチレーション検出器によるγ線スペクトロメトリ
１・10 シンチレーション検出器による125Iの絶対測定
１・11 壊変の統計的性質
１・12 液体シンチレーション計数装置による低エネルギーβ線の測定
２章 放射線化学実験
放射線計測学実験を行うにあたって
２・１ RI水溶液を用いた希釈精度の測定
２・２ 共沈法による32Pの分離
２・３ 共沈法による111Inの無担体分離
２・４ 同位体交換法による32Pの分離
２・５ 溶媒抽出法による111Inの分離
２・６ 溶媒抽出法による125Iの分離
２・７ 同位体希釈法によるヨウ素の定量
２・８ イオン交換法によるRIの分離 イオン交換樹脂の吸着実験
２・９ イオン交換法によるRIの分離 イオン交換樹脂の溶離実験
３章 放射線安全管理学実験
放射線安全管理学実験を行うにあたって
３・１ サーベイメータの諸特性
３・２ 線源法によるサーベイメータの校正
３・３ TLD・PDを用いた被曝線量測定
３・４ エックス線検査室の空間線量測定
３・５ エックス線濾過と患者線量の関係
３・６ 不均等被曝における実効線量評価法
３・７ 放射線の遮蔽と防護材料
３・８ 表面汚染の測定および汚染除去
４章 付録
実習用スケーラー TDC－106（抜粋）
GM管プローブ GP－101（抜粋）
GM管プローブ GP－101（抜粋）
測定台 PS－101（抜粋）
ウェル型γ線用NaI（Tl）シンチレーションディテクタ NDW－51シリーズ（抜粋）
測定台 PS－201（抜粋）
電離箱線量計校正証明書（例）
ガンマ線源校正証明書（例）
ガンマ線源試験成績書（例）
線源規格（60Co）
ベータ線源試験成績書（例）
線源規格（90Sr）
岡山大学放射線教育研究会編
山岡聖典・花元克巳・川辺睦・片岡隆浩・迫田晃弘